初期費用を安くしたいなら、礼金なし物件がおすすめ

賃貸にかかる費用にはどんなものがある?

アパートやマンションなどの賃貸物件を借りる際には、毎月の家賃以外にも必要な費用があります。初期費用としては礼金・敷金が挙げられます。礼金は、貸主に払う謝礼金です。習慣として行われており、退去の際にも戻ってきません。敷金は民法で定義されており、部屋の損傷や退去時の原状回復に備えてあらかじめ貸主に預けておく資金です。通常消耗は負担の対象とならず、退去時に残った費用は返還されます。毎月支払う費用には、管理費があります。管理費は、物件の維持管理のための費用です。管理員の人件費や共用スペースの電気代、清掃代などに使われます。細かいことですが家賃が振り込みの場合は、振り込み手数料の負担が必要になることがあります。

初期費用を安くできる礼金なし物件とは

礼金は地域によっても異なりますが、家賃の1か月から2か月分ほどが相場です。しかし、礼金のない物件もあります。設備が古かったり駅から遠かったりして、あまり人気のない物件です。もしもフリーランスなどで通勤の必要のない仕事をしていれば、駅から距離があることはそれほど問題ではないかもしれません。自動車通勤など生活する上で駅からの距離が問題にならないなら、礼金なし物件を探すと築年数の浅いよい物件を探せる可能性があります。駅からの距離が遠いなど条件の悪い物件では、礼金の値引き交渉も可能です。注意しなければならないのは、礼金がない分が家賃に上乗せされている場合です。他の物件情報を見たりして、その地域の家賃の相場を確認しておきましょう。